この時期になるとスーパーの店頭や総菜店で〇月〇日は「土用の丑の日」というキャッチコピーを見かけられるかと思いますが、2019年の夏の土用の丑の日は明日!
土用の丑の日の起源やウナギを食べる意味などについてご紹介いたします。
土用の丑の日の土用とは「立春・立夏・立秋・立冬」の前の18日間を示している言葉で、昔は十二支で日にちを数えていたころから土曜の期間にやってくる丑の日ということが起源。
土用の丑の日=土曜日ということではないんですね!
年に何度か訪れる丑の日ですが、夏の印象が強いのは「鰻で夏バテ防止を!」という宣伝がきっかけ。
確かにビタミンやミネラル、カルシウム、鉄分、亜鉛といったたくさんの栄養素が入っておりバランスよく栄養を取ることができます。
万葉集の中でも「石麻呂に吾れもの申す夏痩せに よしといふものぞむなぎとり召せ」というものがあります。
石麻呂という人に対して夏痩せには鰻を食べるといい、鰻を勧めている詩です。
昔から体調を崩しやすい夏には食べて栄養を取ろうという考えがあったみたいでこれが一般に広まったのが1700年台後半の江戸時代。
今は全国的に一般的な鰻もこんな期限があったんですね。
ちなみに関東と関西では調理方法が異なり、関東は背開き、関西は原開きなんだそうです。関東は武士文化が強く腹を切るということを嫌ったことから背開きになり関西は商人文化が強く腹を割って話すのが好まれていたというところから原開きになったといわれています。
鰻の開き方一つでもこんなに違うんですね!
なかなか召し上がることもない鰻。
是非この土用の丑の日を機会に召し上がって夏バテに備えてみてください。
本日の東京は最高気温が31℃ということで熱中症などお気を付けください。